屋久島の観光・見所,来島時の留意事項について紹介しています。

サイトポリシー | 個人情報について |
屋久島環境文化財団ホーム 屋久島紹介 屋久島のウミガメ


シーズン情報-ウミガメ観察情報

ウミガメとは
 は虫類に属するウミガメはウミガメ科とオサガメ科に大別
され,いずれも遊泳に適した体形をしており,特に前足はヒ
レ状となり,強力な遊泳器官となっています。足と頭は甲ら
の中に完全に引込めることはできません。
 もっぱら海洋で生活し,原則として産卵の時しか上陸しま
せん。生息する地域は,熱帯,亜熱帯を中心に広く分布し,
一部は温帯にも見られます。
 現在,世界で8種類が生息しており,日本近海ではアオ
ウミガメ,タイマイ,アカウミガメ,ヒメウミガメ,オサガメの
5種類が確認されています。
 日本はオーストラリアと並んで太平洋域におけるアカウミ
ガメの主要な産卵場となっており,屋久島は全国でも上陸頭
数が多い地域となっています。
ウミガメ

アカウミガメとアオウミガメの見分け方

アカウミガメ
アカウミガメ

アオウミガメ
アオウミガメ

 

現存するウミガメの種類

○日本近海に出現するもの
●日本の海岸で産卵するもの

ウミガメ科
 アオウミガメ属
  1.アオウミガメ  ○●
   (屋久島以南,小笠原諸島)
  2.ヒラタウミガメ
  3.クロウミガメ
 タイマイ属
  4.タイマイ    ○●
   (八重山群島)
 アカウミガメ属
  5.アカウミガメ  ○●
   (石川県,福島県以南)
 ヒメウミガメ属
  6.ヒメウミガメ  ○
  7.ケンブヒメウミガメ

オサガメ科
 オサガメ属
  8.オサガメ    ○

※クロウミガメは,分類学的に,アオウミガメの亜種とする意見もある。





このページの始めに戻る このページの始めに戻る





 
シーズン情報-ウミガメ観察情報

ウミガメの産卵行動
 遠く外洋から訪れたカメたちは産卵場沖の瀬や岩礁に集まり交尾をし,夜になると雌だけが産卵のために砂浜に上陸します。 第1回目の上陸後も,この岩礁地帯で栄養,休養を取り交尾をし,約2週間後再び産卵の為に上陸します。
 1シーズンに2回から5回産卵上陸します。中には6回も上陸した例も記録されています。ウミガメの産卵時期は地域によって若干の差がありますが,屋久島の場合、おおむね5月初めから8月初めです。
 産卵場所は波打ち際から20~30m程離れた砂浜で満潮時でも海水につからない場所を選んでいます。




このページの始めに戻る このページの始めに戻る





ウミガメ産卵場附近図

(1)上陸(10分)
 暗くなって波打ち際に接近したウミガメは,
警戒心が強く,すぐには上陸しません。しばら
くは波間にただよい,十分安全を確かめてから
上陸します。砂浜に上がったら,しばらく口を
砂につきたて,浜の様子を調べます。上陸した
ら,少し歩いては頭を上にあげ,大きく息をし
また歩くといったことをくりかえしながら産卵
場所を探します。

(2)穴掘り(20~30分)
 産卵場所が決まると,前後の足をつかって体
が砂に沈むぐらいの深さになるまで,砂をかき
わけます。次に後足を使って直径20~30c
m,深さ50~60cm程の穴を掘ります。

(3)産 卵(20分)
 穴掘りが終わったら,穴のはしに,後足をおき
10数秒おきに2~3個の割合で20分ほどか
けて産卵します。卵の大きさはアカウミガメで
直径40mm前後あり,色は白でピンポン玉に
似ています。アオウミガメはそれよりひとまわ
り大きな卵(45~47mm)を生みます。1
回の産卵で100~140個くらい産み,同じ
カメが1シーズンに2~5回上陸するため,5
00~600個の卵を産むものと推定されてい
ます。

(4)穴埋め(30~40分)
 産卵が終わったら,後足を交互に使って砂を
中へ入れます。穴が埋まってくると砂を押し固
め,さらに砂をかぶせるという作業を数回に分
けて行います。

(5)帰海(5~10分)
 卵が完全に埋まったら,産卵した場所をカモ
フラージュするように砂を後方に飛ばしながら
しばらく進みます。それから海に帰って行きま
す。

アカウミガメの上陸
アカウミガメの上陸

アカウミガメの産卵
アカウミガメの産卵

アカウミガメの卵
アカウミガメの卵

アカウミガメの帰海
アカウミガメの帰海



このページの始めに戻る このページ始めに戻る



シーズン情報-ウミガメ観察情報

屋久島での代表的な産卵場所
屋久島での代表的な産卵場所
看板
浜の全景

ウミガメの観察にあたって

 ウミガメは非常に警戒心が強く,光を照らしたり,驚かしたりすると上陸しなかったり,上陸しても卵を産まずに途中で海に戻ることがあります。
 次の点に注意しましょう。

 ア.暗くなった海で騒がない。
 イ.海岸でライトやマッチなどをむやみにつけない。
   (タバコも吸わない)
 ウ.波打ち際をむやみに歩き回らない。
 エ.産卵場所にゴミ(空缶,ビニールなど)を捨てない。
 オ.上陸中や穴掘り中のカメに近づかない。
 カ.産卵中のカメにむやみに近づいたり,光をあてたりしな
  い。
 キ.カメにむやみにさわらない。
 ク.ふ化時期には,ふ化の障害にならないよう特に注意す
  る。

※なお,産卵場所によっては,観察方法が定まっている場合がありますので,注意してください。

鹿児島県ウミガメ保護条例について
 鹿児島県では,世界的に絶滅の危機にあるといわれる貴重な野生生物であるウミガメを守るために「鹿児島県ウミガメ保護条例」を制定しています。
 昭和63年6月1日から,県内全域の海岸(海域を除く)で無断でウミガメを捕獲したり,卵を採取したりすることは禁止されています。これに違反すると罰せられることがあります。

このページの始めに戻る このページの始めに戻る